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学童野球どう変わる?来年から「飛ぶバット」禁止

学童野球が2025年に転換期を迎えます。一般用(中学生~大人)バットのうち、打球部にウレタン、スポンジ等の素材の弾性体を取り付けたバットの使用が禁止されます。いわゆる大人用の「ビヨンドバット」は、これまで様々なドラマを演出してきました。ただ、2021年のNPBジュニアトーナメントでは、小6が神宮球場の左翼席中段まで届く120メートル弾を放つなど、実力以上の飛距離と打球速度が出ていたのも事実。守備側の安全面が考慮され、今春から低反発バットを導入した高校野球と同じく、決断に至りました。

これまで大人用の「ビヨンドバット」を使用していたチームは対応に迫られます。ある監督は「野球が変わります」と断言。これまで、下から上にすくい上げる打撃を奨励していましたが「もちろん、しっかりと振ることが一番大事なこと」としながらも「これからはフライを打ち上げずに、センターや逆方向に打ち返す打撃が重要になってくる」と対策を練っていました。来年以降、学童野球がどう変わるのか、注目が集まります。

強打者を抑えるためには、投手だけでなく、捕手の技術も大切になってきます。GXAでは9月7、8日、大阪でキャッチングコーディネーターの緑川大陸さんによる捕手に特化した野球短期スクールを開催します。申し込み期限は9月6日まで。扇の要としてレベルアップを図りましょう。