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創部5年目で福岡8強…新興チームの歴史変えた左腕

夏の甲子園は都道府県全49代表が出揃いました。福岡県では、惜しくも聖地には届きませんでしたが、創部5年目にしてベスト8入りを果たした高校があります。お茶の産地で名高い八女市に所在する八女学院は、エースで4番の石飛太基投手(3年)が大活躍。九産大九州との5回戦では、141球の熱投で8回2/3を8奪三振無失点に抑える熱投を見せると、打っても2安打で4対0の勝利に大きく貢献しました。

西日本短大付のコーチ時代に、新庄剛志さん(現日本ハム監督)を指導した経験もある末次敬典監督が、その素材に惚れ込み、グラウンドまで何度も足を運び獲得した逸材。1年時には招待試合で対戦した横浜(神奈川)を相手に10安打を浴びながらも完投し、3対4と接戦を演じました。その後は腰椎分離症などケガの影響で、投げられない時期もありましたが、今夏に見事復活を遂げました。チームの快進撃を支えた大黒柱の帽子のつばには「未完成」の文字が書かれています。3年間で得た経験を糧に、今後は大学で「完成」を目指し、4年後のプロ入りを目指します。

GXAでは、小4から中3を対象に、夏の甲子園観戦付きの野球合宿を開催します。阪神などで活躍した井川慶さんが投手コーチとして指導してくれます。数多くの甲子園出場者を輩出した合宿で、一生忘れられない充実の3日間を過ごしましょう!