春休みLA短期野球留学2010|6日目

近年、言葉が通じなくても野球を通じて世界中の人と話せる。という野球評論家の話をよく聞きます。野球をしている姿は世界中共通しているもので、野球には国境がないという理念からその考えが伝わり始めました。その意味が最終日の今日野球少年たちの目から伝わってきた気がします。

昨日の帰宅時間があまりにも遅かった為、朝の練習はお昼に延期して最終戦に備えました。選手たちがグラウンドに着いた頃はすでにギャラリーがバックネット裏を埋め尽くしていました。日本からの野球少年たちが町に来ているという事で話を聞きつけた住民たちが駆けつけてきてくれました。英語学校のアンジェラ先生一家、さらには市長までも足を運んでくれ、選手のみんなへと記念のバッチをプレゼントを頂きました。
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この日のために市内中のユースベースボールリーグに所属している全チームの中から抽選で選ばれた15人の選手が集まりました。まずはアメリカの野球少年たちとコミュニケーションを取りながら合同練習。市長やコーチ陣などの意向で野球を通じての国際交流を深めてもらうために日米混合チームで交流戦をしました。
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グラウンドには"WELCOME JAPAN"(=日本のみなさんようこそ)という垂れ幕が飾られ、なんと試合前にはアメリカ国歌と君が代が流れました。アメリカでは少年野球の試合前にも毎試合必ず国歌を流すのです。野球が出来る環境に感謝し、怪我が無いようにフェアプレーで出来るようにとい気持ちも込めてみんなが歌います。日本の選手たちも帽子を胸に当てて日本人の誇りをしっかりと持ち、試合に臨みました。君が代斉唱の後、ギャラリーから大きな声援が寄せられた時には思わず鳥肌が立ちました。
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続いて選手紹介です。名前と出身地、さらには好きな選手やチームも一人一人紹介されました。日本人選手が呼ばれる度に"Go Japan!!"(=頑張れ日本チーム!)と暖かい声援が飛び交っていました。
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本日の試合のテーマは"Enjoy Baseball"(=野球を楽しむ)でした。エラーをしたらみんなで励まし合い、得点が入ったらみんなで喜ぶといチームワークが大事。みんなが野球を始めた原点はそもそも野球が好きだからだと思います。相手が日本人でもアメリカ人であってもみんなの野球に対する気持ちは一緒。ボールを追いかける表情豊かな選手たちはとても幸せそうでした。
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試合後には選手全員が列を作りハイタッチ。"Good Game"(=いい試合だったね)と挨拶をし健闘を讃え合いました。またアメリカチームからはメジャーリーグチームの帽子のプレゼンをもらい昨日のグッヅに続きまた一つコレクションが増えました。日本チームからはみんなのサインが入ったボールをプレゼント。「うゎーかっこいい!部屋に飾ろう!!」などとアメリカ人選手は始めて見る日本語をみて興奮していました。さらにはある選手から「ユニフォームを交換しよう!」と尋ねられ交換している選手もいました。
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たった7人の日本人野球選手たちをここまで暖かく迎え応援してくれたカリフォルニアの人たち、そしてリーグ運営の方々、アメリカチームの選手のみんなへ感謝の気持ちでいっぱいです。日本人選手たちはこの留学で出会えた日米の仲間たちをこれからも大切にし、またアメリカンベースボールで学んだことを野球経験の糧として頑張りましょう!
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明日はとうとう帰国日です。忘れ物しないようにね!!

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