冬休み東京軟式野球合宿2010|1日目
本日から2泊3日の冬休み葛西臨海公園野球合宿が始まりました。この合宿は小学生を対象にした軟式ボールを使用しての野球合宿で、初日の今日は元巨人・中日で左のエースとして大活躍をした野口コーチをお招きしての練習を行いました。
まずは宿泊地であるホテルシーサイド江戸川に全員集合しました。受付を済ませた選手たちはキャンプ専用の帽子をもらい準備完了!早くグラウンドで野球をやりたいという気持ちを抑えつつ開催式を行いました。2泊という短い間ですが選手のみんなは子供たちだでの力で集団生活をしていかなければなりません。この合宿の心得となる「挨拶」「宿舎でのマナー」などをしっかり肝に銘じ、ようやく練習がスタートしました。
今日の葛西は天候にも恵まれ体もすぐに温まりました。ダッシュや股関節のトレーニングをした後、ラダーで実践的な動きを確認し準備体操は完了。選手たちは勢いよくスパイクに履き替えグローブとバットを持ちグループごとの練習場所に移動しました。
学年ごとに3グループ(2,3年生、4年生、5,6年生)に分け、「捕る」「投げる」「打つ」のステーションをローテーションをしながら充実した練習を行いました。
「捕る」ステーションではボールを捕球する基礎を学びました。ボールの方向に対してグローブをしっかり差し出す事、そしてゴロなどの打球に対しての正しいグローブのさばき方を重点的に教わりました。グローブをしっかり地面に対して立てる事でイレギュラーバウンドにもしっかり対応する事が出来き、エラーする確率も下がります。選手たちはコツをすぐに掴んだようで、1球1球確実に捕球していました。
「投げる」では野口コーチによる指導がありました。ボールの握り方から始まり、正しい腕の軌道や足の踏み出し方を学びました。下半身と上半身の動きがバランス良く機能した時に真っ直ぐ生きたボールが生まれます。一人一人丁寧に親身になって指導する野口コーチに選手に選手は技術習得のため目を光らせていました。また「捕る」から「投げる」は一連の動作であるため、投げる練習中は捕ってから投げるまでの動きも確認しました。
「打つ」練習はティースタンドに置いたボールをいかに強く低い弾道ではじき返せるかという事を意識してスイングをしました。止まっているボールを遠くに飛ばすにはコツを掴まないと出来ません。まずは軸足に重心をしっかりためる事。そしてそのためた力を今度は腰の回転に移しながらバットとボールが当たる瞬間に伝える動きです。感覚をつかむのは反復練習によって養えるものですが、少しでも自分の飛ぶポイントを覚えるべく選手たちは力づよいスイングをしていました。
一生懸命練習した後はおいしいご飯の時間です。山盛りのご飯に、たくさんの唐揚げや焼き肉などなど。「こんなに食べれないよ」なんて声もありましたが、体力アップのためにみんなたくさん食べていました。
宿舎に戻った後は選手・スタッフ全員でミーティング。今日は現在ボストン・レッドソックスで活躍する松坂大輔投手が横浜高校時代に夏の甲子園で熱闘を繰り広げた時のビデオを鑑賞しました。高校野球史に残る延長17回の試合をダイジェストを見ながら、要所要所でコーチが一流高校の戦略や、選手の技術などを解説しながら学習しました。ビデオを通して選手たちは、野球は1人ではできない。という事を強く感じたようでした。試合に勝つにはチーム全員が「絶対勝つんだ!」という気持ちが強ければ強いほどチームワークが高まり、プレーもいい結果として繋がってくるのです。
チームワークという言葉を残り2日間意識して練習に取り組んでいきましょう!
明日は現役プロ野球選手、千葉ロッテの今江選手をお招きしての練習です。