冬休み東京軟式野球合宿2010|2日目
合宿2日目の今日は朝7時からの散歩から始まりました。昨晩は興奮してなかなか寝付けなかった選手たち。眠い目を擦りながら散歩をし葛西公園のシンボルでもある観覧車の前で朝の体操を行いました。
体を温めて目を覚めた後はホテルのバイキングで朝食です。数ある食材からみんなたくさんのおかずを取るとお皿はてんこ盛り。それでも体力を作るべくお腹一杯食べました。
グラウンドに着くとテレビで見た事のある選手を発見。そう、今日は千葉ロッテで活躍中の今江選手が来てくれました。昨日に続き野口コーチも参加して頂き、豪華コーチ陣を揃えて2日目の練習が始まりました。
昨日と同様4か所に練習場所を分かれ、置きティーバッティング、走塁練習、野口コーチによるピッチング指導、そして今江選手の熱血バッティング指導です。
野口コーチは昨日と同様1人1人丁寧にボールの握り方から投げ終わるまでの一連の動作をチェックしてくれました。教わった事をしっかり復習した選手はすぐにコツを飲みこみ素晴らしい球を投げ込んでいました。野口コーチはボールをリリースするポイントでいかに100%の力を伝える事が出来るかが一番大切な事だと教えてくれました。
選手だけでなく野口コーチからは保護者向けの指導もありました。野球選手として1日でも長くプレーするための体作りの基本や、試合に臨むためのメンタル面の強化などを分かりやすく教えてくれました。特に体作りに関しては保護者の方々へ注意を促していました。基本的な体作りが出来ていないと怪我をして野球キャリアを棒に振るってしまう事にもなりかねません。息の長い現役生活を送るためには選手自身の努力の他にもお父さんやお母さんのサポートが必要になってきます。今江選手も同じ事を選手には伝えていましたが、裏方さんのサポートがなければプロ野球選手にはなれなかったとも言っていました。だからこそ選手たちは野球が出来るという感謝の気持ちを忘れてはいけません。
また体作りの勉強として栄養食品会社のグリコからの勉強会も行いました。体力作りのためのプロテインの種類や、またその摂取の仕方など。ただ単に飲むだけでは効果はゼロ。運動後に使った筋肉を修復するための栄養素としてプロテインを摂取する事で効果が出ます。保護者の方々も選手以上にたくさんの事を学んでいたようです。
フリーバッティングを指導する今江選手からはバッターボックスに入る時の心構えからチェックが入りました。ただバットを振るのではなく、まずボックスに入ったら足場を固める事です。軸足部分をスパイクで掘る事により下半身が体の土台となり力が逃げません。今江選手も試合でバッターボックスに入る時は必ず行う事だそうです。そしてピッチャーを睨みつけるようにして絶対に打ってやる!という強い気持ちを持つ事を必ず持つようにとも教えてもらいました。自信がなければいくら技術があっても打つことはできません。打てるという気持ちはバットにしっかり伝わるのです。今江選手には実際ボールを打ってもらい選手のみんなは初めて見るプロ野球選手の打球に感動していました。
練習後にはお世話になった野口コーチ、今江選手からサインを頂きました。そしてみんなで記念撮影も撮りました。憧れのプロ選手の指導を受け、たくさんの質問も聞く事が出来ました。握手をしてもらった選手は「僕はこの手を一生洗いません!」と言って両コーチの笑いも取っていました。もらったサインは選手たちにとって一生の宝物となるでしょう。
練習後はバスで東京ドーム内にある野球博物館に行ってきました。WBC優勝記念トロフィーや出場選手全員のサイン入りユニフォームなど豪華野球グッズが展示されていました。さっきまで野球を教えてもらっていた今江選手の実際使用したサイン入りのバットや日本シリーズで優勝した時の写真も飾ってあり、みんなもらったサインと照らし合わして嬉しそうでした。将来はこの博物館の中に誰かのユニフォームも飾られているか楽しみです。
夕食は同じドーム敷地内のベースボールカフェというメジャーリーグの雰囲気をモチーフにしたレストランで食事をしました。アメリカンサイズの量にみんな驚いていましたが、勢いよく食べていました。アメリカ人のマジシャンによるショーを見たり、ジャンケン大会のイベントにも参加し、会場は大盛り上がり。楽しい一日を過ごす事が出来ました。
楽しい合宿も早くも明日が最終日。2日間の練習の成果を発揮すべく明日は紅白戦です。みんな全力プレーで頑張ろう!!