体験記|アメリカ大学スポーツトレーナー短期研修 兵庫県・社会人・有紗さん
実施概要
居住地 | 兵庫県 |
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参加者 | 有紗さん |
属性 | 社会人 |
留学地 | 米国オレゴン工科大学 |
期間 | 9月上旬~1ヶ月半 |
所属 | 大学トレーナー現場研修+スポーツ医学留学 |
実習内容 | ・学生トレーナーとして学校運動部の練習・試合サポート ・応急処置、テーピング、ストレッチ方法の習得 ・リハビリトレーニングプログラムの作成と提供 ・大学授業(解剖生理学・医学用語)の聴講 など |
トレーナー留学を決めた理由
専門学校に通っていた頃から、先生や先輩たちの話を聞いてスポーツトレーニングの本場アメリカで学んでみたいという気持ちが芽生えてきました。卒業してすぐに就職をしようとも考えましたが、一度自分の目で本場の環境を見てみるのが一番だと思い、BBCのトレーナー留学プログラムに申し込みました。この研修留学に参加することで、日本とアメリカの違いやアスリートへの接し方などを学び、今後トレーナーとして活動するために大きな武器になるのではないかと感じたからです。
トレーナー留学を振り返っての感想
英語は好きな方でしたが、実際現場に出ると選手たちとコミュニケーションを取るに苦労しました。しかし、学校にフルタイムで勤務されている日本人トレーナーの五明さんの手厚いサポート、またヘッドトレーナーのケリーさんが解り易い単語を使って話してくれましたし、私の言っていることを一生懸命理解しようとしてくれたので、安心して初めての海外生活に順応することができました。
初めは自分から話しかけたりすることに苦手意識を持っていましたが、ほとんどの選手たちと毎日顔を合わせるので、自然と距離が縮まり積極的にコミュニケーションを取ることができました。みんなとてもフレンドリーで暖かく接してくれたので、心配していたホームシックには全くかかりませんでした(笑)。ケリーさんや五明さんも、一つひとつ丁寧に教えてくれましたし、解らない事は理解するまで指導してくれました。私にとっては毎日が新鮮で、常に刺激をもらえる恵まれた環境でしたので、朝から晩までの長い研修でも全く苦にはなりませんでした。むしろ、もっと長く滞在したかったです!
トレーナー留学に参加しての収穫
日本では現場研修の経験が乏しかったため、留学中の実習は毎日が勉強でした。リハビリトレーニングやストレッチ方法は日本で学んだものとあまり変わりありませんでしたが、選手のコンディションによって使い分けていました。またテーピングに関してはトレーナーさんによって手法が異なるということも新しい発見でした。マニュアル的なアプローチではなく、たくさんの経験を積んで自分流のメソッドを確立する力が必要だと感じました。
また、日本ではあまり目にすることのない「グラストン」というマッサージ器具を使わせてもらいました。鉛のような重いスティックにジェルを付けて軟組織をほぐしていきます。トレーナーの負担を軽減できるのでとても使い勝手が良いのですが、高価なために複数本を所有することはできません。そこでケリーさんは食卓用のナイフを代用。身の回りにある生活用品を医療器具にするアイデアはとても勉強になりました。このような「視野の広さ」も必要なんだな、と感じました。
アメリカ人の大学生に交じって大学授業の聴講もできました。日本の授業に比べて、学生たちが真面目!寝ている学生は一人もいませんし(笑)、とにかく活発に意見交換をしていました。ジョークも挟みながらとても明るい雰囲気で、楽しく勉強ができました。また教科書のクオリティーの高さには感動しました。イラストやグラフが多く用いられているので内容がスムーズに入ってきました。もっと英語が理解できれば、きっとめちゃくちゃ楽しいクラスだったんだな~と感じましたね。
今後の目標
1ヶ月半の研修はあっという間に終わってしまいましたが、とても貴重な経験ができました。アメリカでの生活が幸せすぎて、まだ日本モードに戻れていません、、(笑)。この研修を通じて、「現場で働きたい!」と再確認できました。一生懸命プレーに打ち込む選手たちに接することで自分もパワーを貰えるし、何よりも喜びを分かち合えることはトレーナー冥利に尽きると思います。私はまだまだ経験不足なので、もっともっと勉強をして、一人でも多くの選手に触れ合い、選手から頼りにされるトレーナーになりたいです。そしていつか、ケリーや五明さんに成長した姿を見てもらいたいです!
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